ともしび演奏会とは、
電気を使ったPAシステム(音をより大きく、
より良く聴衆に聴かせるための音響システム)や、
照明を使わなくても
素朴な音と光と影と、そしてそこに人が集まれば、
あたたかな空間が出来るのではと想い始めた集いです。
会場には真っ黒の大きなスピーカーは無く、
スパゲティーのようなからまる長いコードもありません。
アンプラグド(生音)は確かに音が小さいけれども、
それが逆に人々を音に集中させ、
演奏者と聴衆はより近づき身近になり、
もっと「聴く」ことを楽しむことが出来るかもしれません。
照明も同じこと。炎がゆらぐろうそくの灯りを眺め、
そこからできる光と影を見つめることで、
そこに生まれるいつもとは違う空間と時間が、
新しいひらめきを生むかもしれません。
ともしび演奏会を通して
ろうそくの灯りと切り絵の影絵、そしてそこに流れる音楽が
みなさんのこころに暖かいものが染み入れば幸いです。
そしてみなさんが家に帰り、
ふと思い出して、家族と、恋人と、仲間と、
夜、外に出てお月さまや星々を眺めたり、
スピーカーから流れる音楽やテレビを消して、
唄を唄ったり楽器を奏でたり、
明かりを消してロウソクを灯したり、
そんなゆとりのあるゆらぎの時を過ごすことで、
そこには「ちいさいけれどあたたかな平和」
が生まれるのではと信じてやみません。